
ようこそ“もめん”です。
6月、びわの収穫時期になりました。
橙色が愛らしいびわの実
この季節の、ほんの短い期間だけの果物です。
びわの美味しさを少しでも長く楽しむために、ジャムやコンポートにして保存しましょう。
今日は、我が家流「びわジャムのつくり方」をお話します。
びわの構造
びわの実の構造を説明しておきましょう。
構造を理解しておくと作業がしやすいです。
びわは、果こうと言われる少し太い茎の先に実がなっています。
実の先端の硬い部分をがく片、その内側をがく筒(がくどう)と言います。
皮が薄く、果肉はしっかりしており、果肉の内側に通常4~7個の種が入っています。

びわジャムの材料
びわの実の皮と種をとったもの1㎏に対しての分量です。
- びわの実(皮と種をとったもの) 1㎏
- 砂糖 100g
- レモン汁 小さじ1杯
- 塩 ひとつまみ
- 洋酒 小さじ1杯
🌸砂糖の量はお好みで調整してください。我が家では、びわ本来の甘さを味わいたいので、砂糖の量は極力少なくしています。甘いのがお好きな方は、砂糖の量をふやしてください。
びわジャムのつくり方
【1】実を流水で軽く洗う
果こうと呼ばれる茎を取りのぞいて実だけにします。
実を流水でササっと洗い、汚れや皮についている産毛を落とし、ざるにあげます。
【2】皮と種を取りのぞく
次に実の皮と種を取りのぞきます。

今回はジャムをつくるので、最終的には果肉は粉々になってしまいますから、どんな方法で取りのぞいてもかまわないのですが、きれいにスピーディーにとりのぞくコツがありますのでお話します。
まず、実の周り縦にぐるっと切り込みをいれましょう。
そうすると簡単に実を縦半分に割ることができます。
次に、実の先端の硬いがく片を指でつまみ、そのまま実の上方向(果こうがついていた部分)に持っていくと自然にスーッと皮が剥けます。
最後に種とがく筒を指で掻きだしましょう。
🌸皮と種をとる作業では、指先が黒くなってしまいます。気になる方はビニール手袋をご利用ください。
【3】砂糖とレモン汁をまぶす

鍋にいれた果肉に、1/3ほどの砂糖とレモン汁少々をかけて、さっくり混ぜます。
変色を防ぐためにそうしています。
【4】コトコト煮る
鍋を中火にかけて5分、果汁が上がってきたら、弱めの中火にして15分間コトコト煮ます。
【5】果肉をつぶす
いったん火を止めて、柔らかくなった果肉をつぶします。
火を止めて行わないと、果汁がはねて火傷しますので気をつけてくださいね。
つぶし具合はお好みです。
果肉のかたまりを残したいなら程々に、ペースト状に近づけたいならがんばってつぶしてください。
【6】再度煮る

残りの砂糖と一つまみの塩を入れ、弱めの中火で汁気がなくなるまで煮ます。
焦げないように気をつけましょう。
しゃもじでかき回しながら煮てください。
鍋底が見えるようになったら出来上がりです。
お好みで洋酒を振り入れ混ぜます。
【7】煮沸した瓶に詰める

まとめ:季節を楽しむ~びわジャムづくり
本日は、びわジャムのつくり方をお話しました。
手作りのジャムは、市販品では味わえない贅沢な美味しさがあります。
どうぞ季節を楽しんでください。
次回は、「びわのコンポート」のつくり方をお話しますね。
本日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
次回もお楽しみに♪