こんにちは
梅雨が明けたかと思えば、連日30度越えの毎日。
ジリジリとした陽射しに庭の植物たちも辛そうです。
猛暑日がつづき、厳しい夏に体調管理は欠かせません。
特に気をつけなくてはいけないのが熱中症です。
熱中症にならないように水分補給が大切ですね。
例年、夏の飲み物は麦茶と決めているのですが、麦茶の代わりにびわの葉っぱを煮だして「びわの葉茶」をつくってみたところ、くせがなくスッキリとした飲み心地で好評でした。
冷水ボトルに入れて冷蔵庫で冷やしておき、お風呂上りなどにいただいています。
そこで今日のお題は「びわの葉茶」
美味しいびわの葉茶のつくり方をお伝えします。
びわの葉茶をつくろうと思った理由
実のなる木を育てるのが趣味の夫が、庭にびわの木を植えました。
それから4年、去年から実をつけるようになりました。
どうしたら美味しい実ができるのか研究に余念がない夫。
育て方を調べていたら、びわの葉からお茶をつくることができるという情報を得ました。
「びわの葉っぱからお茶ができるらしいよ…」と夫。
へ~ぇ、びわの葉でお茶がつくれるなんて全然知りませんでした。
どんな味のお茶ができるのか興味津々。
さらに調べてみると、びわの葉には素晴らしい効能があるではないですか…
「びわの木」は昔から大薬王樹(だいやくおうじゅ)といわれるほど、さまざまな薬効がある樹木です。
特にびわの葉には薬効やいやし効果があると伝えられていて、昔から民間療法に活用されています。
葉の成分は今でも漢方薬に使用されているほどです。
鼻づまりや慢性副鼻腔炎に用いられる辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)や、
口内炎や口腔内のトラブルに用いる甘露飲(かんろいん) があります。
効能としては
- 鎮咳作用・・・咳や痰を鎮める
- 抗炎症・抗菌作用
その他に、美肌効果、抗酸化効果などもあるといわれています。
良いことずくめじゃん~
ますます作ってみたくなりました。
これは作りなさいといわれているようなものですね。
せっかく無農薬のびわの葉が庭にあるのですからつくらない手はありません。
びわの葉茶のつくり方
では、ここからは「びわの葉茶のつくり方」をお話します。
「びわの葉茶」は、びわの葉を干して茶葉をつくり、この茶葉を煮だしてお茶にします。
まずは、茶葉のつくり方を詳しく説明します。
茶葉をつくります
①まず、枝から葉を切りとります。
柔らかいあたらしい葉ではなく、みどり色の濃い葉を選びます。
②葉の裏についている産毛をとります。
歯ブラシやたわしをつかってゴシゴシとこすり取ります。
産毛はしっかりとりましょう。そのままだとチクチク感が出てしまいます。
③汚れが落ちるように水洗いしましょう。
④干し網に並べて3~4日くらい天日干しをします。
またまたダイソーで購入した干し網が大活躍ですね。(笑)
⑤カラカラに乾燥すれば出来上がりです。
茶葉を煮だします
茶葉ができたら、次に茶葉を煮だしてびわの葉茶をつくりましょう。
①鍋に1~1.5リットルの水を入れ、ハサミで細かく切った茶葉をいれます。
茶葉の量は、葉の大きさにもよりますが、5~6枚くらい、私は2cm幅くらいに細かく切っています。
②鍋を火にかけて、グツグツしてきたら弱火にして15分煮ます。
煮はじめは独特の香りが立ちますが、煮ているうちに少なくなり、独特の香りは冷めると全く感じなくなります。
③火を止めて冷めるまでそのまま置いておきましょう。
そのまま置いておくことで、まろやかな濃厚な色合いになります。
④冷めたら葉を取り出して、ボトルに注ぎ冷蔵庫で冷やします。
びわの葉茶のお味は
色は琥珀色。
麦茶よりも薄く、どちらかというと紅茶に近い色です。
濃い緑色の葉からこんなにもきれいな色が抽出できるなんて驚きです。
青臭い独特な香りを想像していたのですが、全然くせのないすっきりとした飲みやすいお茶になりました。
想像をはるかに超えた美味しいお茶です。
夏は冷蔵庫で冷やして、冬は温めていただくとよいですね。
「びわの葉茶」を煮だした後の葉っぱはまとめて冷蔵庫に入れておき、庭仕事の後のほてった皮膚を冷やしたり、だしパックの袋に詰めて湯船に浮かべています。
まとめ:びわの葉茶のつくり方
「びわの葉茶のつくり方」をお伝えしました。
昔の人々もこんなふうにびわの葉でお茶をつくって飲んでいたのでしょうか。
昔の人の知恵を感じますね。
「びわの葉茶」は、今年から我が家のお気に入りになりました。
今日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
またmomenblogにお越しください。
次回もお楽しみに!