つる性の植物を、ネットなどにはわせて夏の日差しを遮るグリーンカーテン。
グリーンカーテンには
- きれいな花をたのしむタイプ
- 緑の葉そのものをたのしむタイプ
- かわいい実を鑑賞するタイプ
- 実の収穫を楽しむタイプ
がありますが、
ひと夏で
- 花
- 緑の葉
- 実の鑑賞
- 実の収穫
と、4つすべてを楽しむことができるパッションフルーツがおすすめです。
意外と手がかからずに、グリーンカーテンとしても効果を発揮しますので、超おすすめです。
では、パッションフルーツでグリーンカーテンを作る方法を紹介します。
Contents
グリーンカーテンの効果
グリーンカーテンをお勧めするのは、次のような効果があるからです。
- 日光をさえぎる
- 部屋の中の温度が高くならないようにする
- 花や葉の美しさを楽しめる
- 植物によっては収穫の喜びもある
- 窓を開けていても目隠しとなる
植物が熱の原因となる直射日光を反射します。
また、葉の表面から水を蒸発させて、ラジエターの役目をして、部屋の中が熱くならないようにしています。
このように、植物を鑑賞しながら、省エネの効果が得られるのでグリーンカーテンはおすすめです。
グリーンカーテンにパッションフルーツがおすすめ
パッションフルーツは
亜熱帯地域が原産国のトケイソウ科の果物で、ブラジルが最大の原産国です。
時計草のことをパッションフラワーと言います。
時計草になる果物ということで、パッションフルーツと呼ばれているのですね。
パッションフルーツは、熟すと自然に落下します。
落下したパッションフルーツの果実を数日室内に置いておくと、上の画像のように皮がえんじ色になりさらに甘さが増します。
皮にしわが入ってきたら食べごろです。
半分に切って、果肉を食べましょう。
甘い香りとトロピカルな甘さがお口に広がります。
パッションフルーツがおすすめの理由
画像は、パッションフルーツの花です。
きれいでしょ。
パッションフルーツには、たくさんのおすすめ理由があります。
- 成長が早い
- 葉の茂りが良い
- 虫がつきにくい
- 花がとてもきれい
- たくさんの花をつける
- 実を食べることができる
- 鉢上げして冬越しができるので、来年も楽しむことができる
つるが良く伸び、ぐんぐん育ちます。
大きな鮮やかな濃いグリーンの葉がたくさん茂りますからきれいです。
そして、しっかり日差しを遮ってくれます。
下の写真は、2020年10月22日に撮影したパッションフルーツのグリーンカーテンです。
今年も鮮やかな緑色の葉に覆われました。
10月も下旬ですが、まだまだ緑色が濃く、しっかりカーテンの役目を果たしています。
パッションフルーツの生育について、パラグアイのツイッター仲間からはこんな声が届きました。
生命力が強く、爆発的に成長し手がつけられなくなると…
生育が旺盛すぎて、パラグアイでは手に負えなくなるそうです。
あたたかい国では成長が半端ないのですね。
日本では、切り戻しをしてあげれば、そんなに困ることはないです。
花は、時計の文字版を思わせるような形をしており、紫と白色のきれいな花が咲きますよ。
品種によって違いますが、我が家のパッションフルーツは、グリーンでつやつやまん丸の可愛らしい実がなりました。
果実は、甘酸っぱいオレンジ色の果肉で、種ごと食べます。
ヨーグルトなどに混ぜたり、ジャムにして食べるとさらに美味なのです。
パッションフルーツジャムのつくり方はこちらの記事をご覧ください。
種を取りのぞいてなめらかジャムをつくりました。贅沢なお味です。
パッションフルーツは、欲ばりさんにはうってつけ。
グリーンカーテンに最適なおすすめの植物です。
パッションフルーツでのグリーンカーテンの作り方
パッションフルーツでグリーンカーテンを作る方法を説明します。
- パッションフルーツの苗 2~3本
- 園芸用つる栽培ネット
- プランター
- 支柱
- 園芸用土
- 肥料
- スコップ
- ジョウロなど
1.土の準備
土を準備します。地植えの場合は、土を耕して柔らかくしておきます。
プランターの場合は、底に砂利を引き、園芸用土と肥料を入れます。
2.ネットを張ります
グリーンカーテンを設置する場所に、支柱などを使用して、園芸用ネットを張ります。
風に飛ばされないようにしっかり固定しましょう。
3.苗を植えつけます
苗は、窓枠の場所や広さにもよりますが、最低2~3本くらいは用意しましょう。
苗の植え付けは、4~5月が最適です。
根張が良い植物なので、プランターに植える場合は、大きなプランターを選んでください。
苗と苗の間は40cmくらいあけましょう。
水は、土の表面が乾いたらたっぷり与えます。夏場は一日に2回たっぷりと与えてください。成長を見て配合肥料を追肥してください。
つるが伸びてきたらネットに誘導します
パッションフルーツの冬越え
パッションフルーツは、軽度の霜には耐えられますが、マイナス4℃以下になると枯れてしまいます。
パッションフルーツは、11月末くらいまで楽しめますよ。
その後は、つるを切り戻し、鉢などに植え替えて、霜の当たらない場所もしくは室内の温かい場所で冬越しをします。
パッションフルーツは、多年草なので、冬越しをすることで次の年も楽しむことができるのです。
【グリーンカーテンには、パッションフルーツがおすすめ】のまとめ
我が家では、今までに、朝鮮朝顔、ゴーヤ、朝顔、つるインゲン、小玉スイカなどでもグリーンカーテンを作りました。
その中で、一番良かったのが、パッションフルーツでした。
写真は、小玉スイカです。
去年は、小玉スイカを網にはわせて、グリーンカーテンができるか試してみました。
スイカは、台所で使用する水切りネットに入れて、園芸用ネットに吊って落ちないようにしてありますよ。
上手にはわせれば、面白いグリーンカーテンになります。
でも、やっぱり一番おすすめなのはパッションフルーツですね。
パッションフルーツは、生育力が旺盛で、きれいなグリーンカーテンが出来上がります。
葉がきれいで、花もきれいです。
ツリーに飾るオーナメントのように、実がたくさんつきます。
実を収穫して食べる喜びがあります。
楽しいですよ。
是非、パッションフルーツを試してみてください。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。