ようこそ“もめん”です。
何年ものあいだ一緒に暮らした愛犬が天国にいってしまってからは、高齢の私たちは、もうわんちゃんと一緒に暮らせないなぁと思っていました。
それなのに、これも出会いなのでしょうね。
わんちゃんをお世話することになったのです。
そのうえ、ごはん(おやつ)を手作りすることになりました。
どうしてそういうことになったのかお話しましょう。
Contents
わんちゃんとの出会い
長女の家で、わんちゃんを向かいいれることになりました。
長女の友達のブリーダーさんから、2歳のわんちゃんを譲り受けることになったようです。
動物を育てることはそんな簡単なことではないぞよ…と思いつつも、子どもたちが決めたことなのでそっと見守ることにしました。
さて、ステイホーム期間が終わり、長女も仕事を持っていますし、孫たちは学校へ行ってしまうので、日中は、わんちゃん一人で過ごすことになりました。
にぎやかな環境で育ったわんちゃんです。
急に一人ぼっちになってしまうことは、不安だったに違いありません。
留守番中は、長い間吠え続けていたり、夕方には体中おしっことウンチまみれの状態…
お留守番を覚えさせることも大切なことで、試練はつきものですが、試練に耐えられなかったのは長女(ママ)の方です。
見かねて、日中だけわが家で預かることにしました。
朝、家人が仕事に行く途中にわんちゃんをわが家に送ってきます。
そんな訳であっさり、じいじ・ばあばもお世話に参加することに相成りました。
わんちゃん自身は、このような生活に今ではすっかり慣れて、二つの家を満喫しているようです。
愛犬紹介
それではわんちゃんをご紹介します。
名前:タルト さん
性別:女の子
犬種:ミニチュアダックスフンド
体重:3kg
性格:とっても甘えん坊。
柔らかな栗色の毛並みに、クリクリ真ん丸な目が愛らしい女の子です。体は小さいけれど運動神経は抜群。
ごはん(おやつ)を手づくりするようになった理由
さて、次はごはん(おやつ)を手づくりするようになった理由をお話しましょう。
元気なタルトさんなんですが、頻繁に黄色い胃液を吐くのです。
車に慣れていなくて車酔いかな…
環境の変化によるストレスなのか…
あまりにも頻繁に吐くので、どこか悪い病気でもあるのではないかと獣医師に相談したところ、空腹が原因ではないかといわれたそうです。
そういわれれば、夕方に吐くことが多いですね。
かかさず毎日散歩にもいくようになり、確かに運動量は以前に比べて増えています。
食事は、ドックフードを朝と晩の2回。
でも食べ残してしまうこともあって、彼女のごはんの適量がつかめません。
ならばお昼におやつをあげようと思い、市販のジャーキーなどを買ってきました。
ところが無駄になりました。お口に召さなかったようで食べてくれません。
そこで思いついたのが赤ちゃんの離乳食。
離乳食のように、野菜やごはんを軟らかく煮てあげたらどうだろう…
ということで、お昼にほんの少量だけ、おやつ程度につくることにしたのです。
わんちゃんのごはんを手づくりするうえで注意すべきこと
手づくりすれば、新鮮な食材で、栄養があって無添加のごはんをわんちゃんにあげることができます。
それはとても良いことだと思うけど、わんちゃんのごはんを手づくりする前に、まずはわんちゃんのことを勉強しないといけませんね。
わんちゃんのごはんを手作りするときに、注意しなければならないことがあります。
例えば、あげてよい食材・悪い食材を理解することも大事なことですね。
わんちゃんのいのちを守るために知っておかなくてはならないことです。
それでは、わんちゃんのごはんを手づくりするうえで注意することをお話していきましょう。
特に重要なことは以下の3つです。
- 犬に与えてはいけない食材を理解すること
- 味つけはしない
- 緊急時に困らないようにすること
一つずつ説明していきます。
犬に与えてはいけない食材を理解すること
犬を育てている方なら大体のことはご存じでしょうが、もう一度おさらいをしてみましょう。
表にまとめたのは、絶対にあげてはいけない食材です。
なぜあげてはいけないのか理由も簡単にまとめました。
- 玉ねぎ、ねぎ、らっきょう等のネギ類(溶血性貧血をひきおこす)
- にんにく、ニラ(溶血性貧血をひきおこす)
- コンソメ(玉ねぎが含まれている)
- チョコレート(カカオに含まれるテオブロミンが中毒症状をひきおこす)
- ナッツ類(中毒をおこしやすい)
- アボカド(犬の胃腸で消化されず腸閉塞の原因となる)
- ぶどう(ぶどう中毒をひきおこす)
- いちじく(成分の「ソラレン」「フィシン」が中毒をひきおこす)
- こんにゃく(シュウ酸カルシウム結石をおこしやすい)
- のり(マグネシウムの量が多く結石をつくる)
- カニ・エビ(ビタミンB1を分解してしまうチアミナーゼが含まれている)
- するめいか(胃腸のなかで水分を吸収し膨張してしまう)
- スパイスなどの香辛料(胃を刺激する)
- アルコール(アルコール中毒をおこす)
- コーヒー・緑茶(カフェインに中枢神経を興奮させる作用がある)
コンソメは、気がつきませんでした。
確かに玉ねぎエキスが入っています。気をつけないといけませんね。
他の食材も、わんちゃんがうっかり口にしてしまうと、とんでもないことになりかねません。
体に良いものをつくっているつもりが、わんちゃんを病気にさせてしまっては逆効果です。
手づくりご飯をつくるときは、わんちゃんにあげても大丈夫な食材かどうか調べることが大切です。
味つけはしない
次に味つけです。
味つけはしません。
食材自身の味だけで十分です。
味をつけると塩分や糖分の摂りすぎになるのでやめましょう。
緊急時に困らないようにすること
手づくりのごはんしか受け付けないわんちゃんにしてしまわないこと。
手づくりのごはんしか口にすることができないと困ることがあるのです。
どういうことかというと、地震や災害時もしくは家族と一緒に暮らせなくなったときには、抵抗なくドックフードを食べることができるようにしておくことが必要であるという意味です。
どんなときでも困らないように、ドッグフードも食べられるようにしておくことは大事なことなのです。
ドックフードは、栄養のバランスも考えられているので、わんちゃんにとって一番良い食事はドックフードではないでしょうか。
アレルギーや病気などでドッグフードが食べられないようなわんちゃんは別として、やはり基本はドックフードで、手づくりごはんは、ドッグフードを補う程度の量におさえておくことが望ましいと考えます。
以上3つのことを踏まえて、お昼におやつ程度の量で手作りのごはんをあげることにしました。
まとめ:愛犬へ愛情の手づくりごはん手づくりするようになった理由と注意すべきこと
お昼に手づくりご飯をあげるようになってからは、嘔吐が激減しました。
ごはんに野菜とささみ肉をいれてグツグツお粥にしてみたところ、彼女は大喜び。
食を楽しむ気持ちはわんちゃんも同じですね。
楽しみにしているのが手にとるように分かるのです。
夕飯の支度のときに柔らかく煮た野菜を取りわけておくなど工夫して、私も注意すべきことを守って楽しみながら手づくりしています。
今日は、愛犬へ手づくりごはんをつくるようになった理由と、つくるときに注意すべきことをお話しさせていただきました。
本日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
次回もお楽しみに♪