ささやかな当ブログですが、それでも運営している以上、サイトのセキュリティやパフォーマンスのことは常に気になるところです。
とはいうものの、素人の私は、どうすればサイトを守っていけるのかよくわからない…というのが本音です。
そこで頼りになるのがWordPressが用意してくれている「サイトヘルスステータス」。
サイトヘルスステータスは、サイトのパフォーマンスやセキュリティに影響のある問題点を教えてくれるのです。
先日、サイトヘルスステータスの助言にそって不要なテーマを削除しました。
残すべきテーマと、削除しても良いテーマを明確に教えてくれるので、まよわずに安心して削除できました。
今回は、たよりになるWordPressサイトヘルスステータスと、テーマの削除方法についてのお話です。
Contents
サイトヘルスステータス
サイトヘルスは、パフォーマンスやセキュリティなどサイトに問題がないかサイトの健康状態を測定して改善項目を提案してくれるWordPressの機能です。
管理メニューのツールのなかにありますが、WordPress5.4からダッシュボード画面にも表示されるようになり、確認がしやすくなりました。
下の画像のように、ダッシュボード画面にサイトヘルスステータスのメッセージが表示されます。
私のサイトの健康状態は、現在は良好。
「サイトの状態は健康ですが、まだパフォーマンスやセキュリティを改善する余地があります。サイトヘルス画面上の4項目をご確認ください。」というメッセージでした。
どんな改善項目があるのかサイトヘルス画面をひらいてみてみましょう。
診断結果
診断結果は「良好」でしたが、「一件の致命的な問題」と「3件のおすすめの改善」をアドバイスしてくれています。
今回は、プラグインの見直しと停止中のテーマを削除することにしました。
停止中のテーマを削除する意味
WordPressをインストールした際に初めから入っているテーマがあります。
デフォルトでインストールされているテーマだったので、そのままにしておいても特別問題ないかなぁ…と思っておりました。
うかつに削除してサイトがおかしくなっても嫌だなぁとも思ったので、ずっとそのまま放置していたのです。
触らぬ神に祟りなしと…
素人とはこんな風に考えるものです。
ところが使用していない、もしくは停止中の必要のないテーマを残しておくことには問題があるのですね。
どんな問題かといいますと
- 安全性の問題
- 容量の問題
- パフォーマンス上の問題
第一に安全性が脅かされます。
つまり、インストールされたままの状態で残っていると、使用していなくても攻撃される恐れがあります。
攻撃する対象がふえることになりかねません。
アップデートをせずにそのままにしておくのはさらに危険です。
さまざまなすきを狙って攻撃を仕掛けてくるのですから、攻撃対象を少なくしておくのが得策といえるのです。
第二に容量が圧迫されることです。
サーバーの容量には限りがありますので、不要なものはなくして必要なものだけにしておくことが大切ですね。
そして、三番目はパフォーマンス上の問題です。
不要なもの、もしくは使用していないものをそのままの状態でほったらかしにしておくと、ページ読み込み速度や記憶や保存といったサイトのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性もあります。
これらのセキュリティやパフォーマンスの理由からサイト内の不要なものを削除しておくことがのぞまれるのですね。
テーマを削除する方法
とはいうものの素人は、どれを削除して、どれを残しておけばよいのか不安になります。
しかしサイトヘルスがしっかり指示してくれるので安心でした。
下の画像のように「停止中のテーマを削除してください」をクリックしてみてください。
すると、下にアドバイスが表示されます。(個々のサイトに対しての評価とアドバイスです。)
私のサイトの場合は、次のように書かれていました。
- このサイトには5個のアップデート待ちのテーマがあります。
- サイトには4個の停止中のテーマがあります。
- WordPressのデフォルトテーマTwenty Twenty-One、現在有効なテーマSimplicity2 child、親テーマSimplicity2は削除しないでください
適確な指示ですね。
残すべきテーマと削除すべきテーマをはっきり教えてくれています。
私のサイトの場合は、 WordPressのデフォルトテーマTwenty Twenty-One、現在有効なテーマSimplicity2 child、親テーマSimplicity2 の3つのテーマは残して、あとの4個のテーマはすべて削除して問題ないようです。
削除すべきテーマが分かったところで、「テーマを管理」をクリックしましょう。
インストールされているテーマの一覧が表示されます。
では削除のしかたを順番に説明しますね。
①削除したいテーマにカーソルを合わせます。
②すると「テーマの詳細」ボタンがあらわれますのでクリックしましょう。
③画面右下の「削除」ボタンをクリックします。
④最後に確認のためのダイアログボックスがあらわれます。
本当にこのテーマを削除しますか?と聞かれますので、削除して良ければ「OK」をクリックしましょう。
この方法で残りの削除すべきテーマもすべて削除してすっきりいたしました。
まとめ:たよりになるWordPressサイトヘルスステータスであなたのサイトを問題から守る
今まで何となく怖くてできなかった使用していないテーマの削除ですが、サイトヘルスステータスのアドバイスから簡単に、そして安心して削除することができました。
使用していないテーマをそのままにしておくことや、脆弱性や不具合のあるプラグインを利用することは、Webサイトの改ざんや乗っ取り被害等の不正アクセスの被害にあう可能性があります。
WordPressサイトヘルスステータスが私たちのサイトの健康状態を把握して、改善点を提案してくれています。
サイトヘルスステータスをこまめにチェックして、安全なサイト運営に努めていきましょう。
本日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
次回もお楽しみに♪