健康長寿は、すべての人の目標

健康長寿は、すべての人の目標

理想的な人生の終わり方は、「ピンピンころり」。

寝たきり状態になることなく、死ぬ直前まで元気に生活をする「健康長寿」が理想です。

健康で長生きすることは、みんなの願い。

子供にも親にも悲しい思いをさせないように、一人ひとりが「健康長寿」をめざし、健康に生きることを考えましょう。

健康長寿は、すべての人の目標

「健康長寿」は、高齢者だけの目標ではありません。

一人ひとりの目標、すなわち老いも若きもすべての人の目標なのです。

ひとは生まれた瞬間から死に向かって歩みをすすめます。

そして「老化の時計」は刻々と時を刻み、ひとを「老い」へと向かわせます。

老化に向かう過程で、細胞が大きく傷つくと細胞の老化が早まります。

だからこそ、生まれた瞬間から「健康長寿」を目標として、健康な老後を迎える努力が必要なのです。

健康長寿は、高齢者だけの目標ではなく、すべての人の目標

平均寿命と健康寿命

厚生労働省簡易生命表によると、日本人の平均寿命は男性81.25歳、女性87.32歳で、過去最高の年齢です。

男女とも80歳を超えています。

前年に比べて男性は、0.16歳、女性は0.05歳長生きに。

男女差は6.06歳で、やはり女性のほうが長生きです。

H29(2017年)H30(2018年)前年との比較
男性81.09歳81.25歳0.16↑
女性87.26歳87.32歳0.05↑
男女差6.17歳6.06歳

厚生労働省政府統計平成30年簡易生命表の概況を参照

平均寿命を国別にみてみましょう。

男性国名年齢
1位スイス81.4
2位日本81.25
3位ノルウェー81.00
4位スウェーデン80.78
女性国名年齢
1位日本87.32
2位スペイン85.73
3位韓国85.7
4位スイス85.4

厚生労働省政府統計平成30年簡易生命表の概況を参照

男性は2位、女性は1位で、日本は世界ランクでトップです。

日本は、押しも押されもせぬ長寿国になりました。

では、健康寿命はどうでしょうか。

健康寿命とは、健康上の問題がなく、日常生活が制限されずに自立して生活できる期間のことです。

厚生労働省が2016年のデータから男性72.14歳、女性74.79歳と発表しました。

健康でいられる年齢は人によって違いますが、統計から平均的な健康寿命を割り出しています。

元気で自立できている健康寿命と平均寿命の差を調べてみましょう。

平均寿命健康寿命
男性81.25歳72.14歳9.11年
女性87.32歳74.79歳12.53年

平均寿命と健康寿命の差は、男性で9.11年、女性ではなんと12.53年にもなります。

男性で9.11年、女性で12.53年は、自立した生活ができず、お世話を受けながら生活している期間であると考えられています。

平均寿命は、男女とも80歳を超えているのに、健康寿命は男女とも70歳代と低いと言わざるをえないですね。

長生きにはなったけれども、健康で自立した生活をし、健康長寿を全うしている方は少ないのかもしれません。

健康でいないと、いくら長生きしても、家族に迷惑をかけ、不本意な長生きになってしまいますね。

生まれた瞬間から「健康長寿」は目標となる

健康長寿をめざす理由

親の健康は、親だけの問題でなく、若い人たちにも重くのしかかる問題です。

年金受給年齢は引き上げられ、若い人たちが高齢者になったときに、年金がもらえるかどうかも定かではありません。

いつどうなるかわからない社会情勢の中、不安だらけの若者たち…

親が寝たきりになったとき、はたして親の面倒をみることができるだろうか。

自分の家族が生活するのに精いっぱい…

親の面倒までは…なんていう声が聞こえてきそうです。

介護や治療にかかる費用は莫大…

親の介護は、家庭内の経済問題に大きな打撃を与えます。

仕事中、親をみてもらえる人がいない…

お金がないから、施設に預けられない…

という理由から、介護のためにやむを得ず離職しなくてはならないという人もいます。

また、子供に頼ることができず、老々介護の日々を生きている人もいます。

ゴールが見えない果てしない介護の日々…

身もこころも疲れ果て、愛しい人のいのちに手をかけてしまう。

介護殺人…

悲しいニュースが流れてきます。

介護殺人は、他人ごとではないのです…

ある日突然に、幸せな家庭を崩壊することになりかねないのです。

健康で、「ピンピンころり」であったなら、家族を介護で苦しめることもなく殺人者にすることはありません。

じゃあ、親だけが健康で長生きをすればよいのでしょうか。

そんなことはありません。

子が病気になったり亡くなって、経済的な窮地に立たされることもあるのです。

孤立してしまう年老いた親は、だれを頼りに生きてゆけばよいのでしょう。

「健康長寿」は、みんなの目標です。

親だけでなく、家族全員が健康でいること。

自分自身と家族の幸せを守るために、健康で長生きをすることに意義があるのです。

65歳以上の高齢者数と100歳以上の人口

65歳以上の高齢者数を、総務省より令和元年9月15日報告の「統計からみた我が国の高齢者-敬老の日にちなんで」から調べてみました。

65歳以上の高齢者数は3588万人。

総人口の28.4%を占めています。

3人に一人は高齢者なんですね。

私もその中の一人ですが…

なんと、日本の高齢者人口の割合は、世界で最高なのです。

まさに高齢化社会です。

では、100歳以上の人口はどうでしょうか。

100歳以上の人口
人口
2008年(平成20年)36276人
2018年(平成30年)69785人
2019年(令和元年)9月15日時点71274人

都道府県データランキング参照

100歳以上の人口は、2008年~2018年の10年間で約1.9倍増加しました。

100歳以上の人口は、71274人。

2018年よりも1489人多くなっています。

さらに、2020年9月15日の老人の日に厚生労働省から100歳以上が8万人を突破したと報告がありました。

年々増えていきますね。どこまで伸びるのでしょうか。

なんと、100歳以上は8万450人。

そのうちの7万975人7が女性で、全体の約88%を占めているのです。

驚きの人数ですね。

人生100年の時代といっても過言ではありません。

しかも、これから先、まだまだ高齢者の数が増えるといわれているのですから。

元気に暮らしていかないと、親も子供も共倒れになってしまうことになりかねません。

健康長寿をめざそう

ここからが重要なポイント!

健康で長生きするにはどうすればよいのでしょうか。

それは、健康につながる行動をとることです。

若い時から… 厳密にいえば生まれた時からですが…

健康に関心を持ち、病気にならないように気をつけることです。

当たり前のことなのですが、人は思っていてもなかなか実行ができません。

人は誘惑に弱く、自分が年をとったときの将来のことまで気が回らないのです。

★健康長寿をかなえるためには★
  • 和食中心で、腹八分目
  • 運動・体を動かす
  • 幸せ感を高く、ポジティブシンキング
  • 家族や社会と良い関係を築く
  • 体内時計を乱さない
  • 禁煙
  • 健診・検診を受診し病気にならない

健康長寿をめざすために、気をつけたい7項目です。

食事は、和食中心として、魚を食べましょう。

そして腹八分目です。食べ過ぎはいけません。

運動する習慣をつけましょう。

100歳以上の元気な方は、できることは自分でやり、からだを動かしています。

こころは、自分は幸せであることに感謝し、常にものごとを前向きにとらえましょう。

そして、周りの人との関係を上手につくれる人が、幸せな高齢期を迎えることができます。

からだには、体内時計(時計遺伝子)が備わっています。

60兆の細胞にはそれぞれ時計があり、脳の時計と臓器や細胞の時計が連携して動いています。

近年、体内時計が乱れることで、さまざまな悪い影響が確認されています。

早寝、早起きの規則正しい生活が健康にはかかせません。

タバコは、やめましょう。

タバコは体に良くありません。

家族や周りの方の健康のためにも一刻も早く禁煙をしてください。

禁煙をしてほしいとの思いから、「大切な人のいのちを守るために禁煙をしよう」を書きました。

参考にしてください。

お子さんや家族、大切な人のいのちを守るために禁煙をおすすめします。

健診・検診を受けて、がんを予防したり病気を予防しましょう。

【がん検診のすすめ】大腸がんになる寸前だった私を救った大腸がん検診を読んでみてください。

日本人の2人に1人はがんになる時代です。筆者の経験から、がん検診の大切さを伝えます。

最後に、認知症の検査を紹介します。

MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査で、健常者と認知症の中間の段階かどうかを調べる検査です。

軽度認知障害の段階で、適切な予防や治療をおこなえば、認知症の発症を防ぐことや遅らせることができます。

保険適用ではないので、少しお金がかかるのが難点。

クリニックによって金額が違いますが、2~3万円くらいです。

わずか7㏄の血液で検査。

65歳以上の5人に一人が認知症になるといわれていますので、物忘れが多くなってきたのであれば検査するのも良いでしょう。

アンチエイジングドックなどを行っているクリニックで受けられます。


お話したなかから、ご自分にできることをとりいれてみてください。

健康で長生きをめざしましょう。

私は、元気に若々しく、前向きな可愛いおばあちゃんをめざしています。

健康長寿は、すべての人の目標:まとめ

ひとは誰でも年をとりますが、年齢を重ねたからといってすべての人が老け込むわけではありません。

若々しく元気に毎日をすごしている方も大勢います。

ところが、病気や体調不良から老けこんでしまっている方もいます。

元気に年齢を重ねる人と、老け込んでしまう人の違いはどこにあるのでしょうか。

それは、自分なりの健康法をみつけて、前向きに明るく生きているかどうかです。

健康に関心を持ち、積極的に取り入れることで健康長寿はかないます。

健康長寿は、高齢者だけの目標ではなく、すべての人の目標

健康は、自分で獲得していくものです。

自分自身はもちろん家族や周りの人のためにも、健康で長生きをしましょう。

高齢化が進み、悲しいニュースを見るたびに健康でいることの意義を感じています。

人生の終盤を幸せにすごすためにも健康であることが一番大切です。

元気に人生を楽しみ、自分の人生を終えられることがなにより幸せなことなのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。