
ようこそ、もめんです。
私が、アンチエイジングと出会ったのは2003年(平成15年)。
抗加齢医学会(アンチエイジング医学会)が設立して間もないころでした。
2003年(平成15年)にアンチエイジングドックの立ち上げを担当し、通算10年間アンチエイジングドック運営に携わりました。
10年間の経験から私が考えるアンチエイジング医学とはなにかをお伝えしたいと思います。
Contents
アンチエイジング医学とは
アンチエイジングドック運営をとおして、看護師兼抗加齢指導士としてアンチエイジング医学を学びました。
アンチエイジング医学とはなんですか?と聞かれたら以下のように答えます。
アンチエイジング医学の特徴は5つ。
- アンチエイジングは予防の医学
- 全人的医学
- 栄養学や運動学などあらゆる知識が必要になる医学
- オーダーメイドの医学
- 日々の生活の中にある医学
アンチエイジング医学には、今までにない5つの新しい医学の特徴があり、それがアンチエイジング医学の魅力となっています。
一つずつ解説していきます。
アンチエイジングは予防の医学
アンチエイジング医学は、いかに健康に長く生きることができるかを考える医学です。
健康で長生きするには、いかに細胞を傷つけないで、元気な細胞を維持してゆけるかがカギとなります。
一番は、細胞をさびつかせないようにすることです。
人間の細胞は推定で約60兆個だろうといわれています。
活性酸素によって細胞がさびたり、ダメージを受けると、細胞本来の働きができなくなります。
なので、細胞をさびさせずに、細胞一つ一つのはたらきを元気にすることです。
血管を若々しく保つことや、骨や筋肉の衰えに気をつけるなどは日々の予防が大切です。
二番は、大きな病気をしないことですね。
病気をすると細胞がダメージを負うからです。
病気をしないように、いかに予防をするかにかかっています。
アンチエイジング医学の目標は次の5つです。
- 病気にならないで、健康でいるにはどうしたらよいかを研究すること
- 健康で長く生きる方法をみつけること
- 見た目も若々しく健康でいられる秘訣をさぐること
- 一歩ふみこんだ検査をして病気を未然に防ぐこと
- 多くの人がアンチエイジング医学の恩恵を受けられること
5つの目標をもって研究がすすめられています。
病気にならないで、健康でいるにはどうしたらよいかを研究すること
健康で長く生きる方法をみつけること
見た目も若々しく健康でいられる秘訣をさぐること
一歩ふみこんだ検査をして病気を未然に防ぐこと
多くの人がアンチエイジング医学の恩恵を受けられること
以上の5項目はすべて、病気にならず元気に健康長寿を全うするための目標であり、予防に着目しているといえます。
病気にならないで健康でいられる方法の一つが予防なのです。
健康で長生きをめざすアンチエイジング医学は、予防に着目した医学です。
病気を治すことだけに着目していた治療の医学を卒業して、予防を実践する医学です。
アンチエイジングは、ぴんぴんコロリを主眼においています。
アンチエイジングは全人的医学

人間を丸ごとみる全人的医学であるといえます。
全人的医療を実践するための医学です。
全人的医療とはどういうことでしょうか。
簡単にいうと、痛いところだけを診るのではなく、患者さんすべてをみましょう。そして、個人にあった予防や診断・治療を行う医療ですよ。という意味です。
全人的医療を行うためには、人間のしくみや老化のメカニズムなどの知識が必要となります。
そして個人を知ることが求められます。
人間そして個人を知り、個人にあった医療をおこなうための医学です。
病気を予防したり治療するためには、体だけでなくこころや生活習慣や環境や栄養など、その人をとりまくすべてにアプローチする必要があります。
睡眠やストレス度、ホルモン環境など、さまざまな角度から問題点がないかをみることが大切です。
人間そして個人を知るための医学です。
栄養学や運動学など、あらゆる知識が必要になる医学

アンチエイジング医学は、栄養学や運動学などあらゆる知識が必要になる医学です。
ひとりの人間のすべてをみるには、今までの専門的知識だけでは不十分です。
いままでの医学では、栄養学は重要視されていませんでした。
多くの医師が医学校で栄養学を学んでいなかったという現状をきいて驚きました。
治すことだけの医学を学んできた医師たちは、治すことだけに注目し、病気にならないように予防する医学にはなじみがないのです。
臓器をみるだけでなく、栄養や運動面からもアプローチして健康に長生きする方法をみいだしていく必要があります。
肩が痛いという人がいたとしましょう。
肩だけ診るのではなく、首・腰・歩き方・筋肉・生活・仕事などあらゆる角度からみてほしいと願うのは私だけではないはずです。
でも一般的な診療では、痛い部分をみることが当たり前で、肩の痛みをとることだけで終わります。
診療報酬内、治療マニュアルだけでは、どうしても従来の一部分だけをみる方法になってしまうのですね。
それゆえ診療報酬内では限りがあるため、自由診療での治療が生まれるのは致し方ないことなのでしょう。
これからは予防に注目し、予防医療を実践することが重要とされる時代です。
医師の力にも限りがあるので、垣根をこえた専門職の知恵と研究が必要となります。
だからアンチエイジング学会はあらゆる分野の人たちが会員になっているのですね。
内視鏡学会だったら内視鏡に従事している専門職だけの集まりでした。
21世紀の現代は、専門的研究だけにとどまらない広い知識と技術が求められる時代に入っていると感じます。
健康に長生きするには、専門的な栄養指導や運動指導も必要です。
せっかく専門家が良いプログラムを用意しても実践してもらえないのでは意味がありません。
実践してもらうための伝え方だったり、指導方法に及ぶまで様々な知識が必要な医学です。
オーダーメイドの医学
オーダーメイドの医学とはどういうことでしょう。
個人個人に合わせたプログラムを実践して健康を獲得していくという考えです。
ひとは一人ひとりみんな違うことは、ご存じのとおりです。
生まれたところも住むところも違えば、とりまく環境も違います。
仕事も生活パターンも全然ちがいます。
同じものを食べていても、同じ所に住んでいても、全然違う個体です。
アンチエイジングは、個人を大切にした医学です。
Aさんに足りないものは。Bさんにも足りないとは限らないということです。
そして、Aさんに有効で効果があるものが、Bさんにも必要かというと必要ない場合もあるのです。
オーダーメイドのプログラムや、オーダーメイドのサプリメントなどが必要とされる時代が来ると考えられます。
アンチエイジング医学によって、これまで以上に、個人が尊重されたオーダーメイドの医学が進歩することでしょう。
アンチエイジング医学は日々の生活の中にある

アンチエイジング医学は、日々の生活の中にあると確信しました。
予防医学・医療は、個人の生活の中にあります。
アンチエイジング医学は、個人の医学だともいえます。
健康についての個人の考え方や取り組み方が大きく影響します。
60兆個の細胞は、つねに入れかわっています。
新しい発見では、脳細胞でさえ新しい細胞がつくられていることがわかりました。
このように人間はつねに新人代謝をくりかえしているのですから、毎日をいかに過ごすかということが大きな分かれ道になるのです。
毎日の積み重ねが大切。
日々の生活の中にこそアンチエイジング医学は発揮されるのです。
まとめ
今日お話ししたことは、10年間アンチエイジング医療にかかわった経験から導き出した私自身の考えをまとめたものです。
- アンチエイジングは予防の医学
- 全人的医学
- 栄養学や運動学などあらゆる知識が必要になる医学
- オーダーメイドの医学
- 日々の生活の中にある医学
- 病気にならないで、健康でいるにはどうしたらよいかを研究すること
- 健康で長く生きる方法をみつけること
- 見た目も若々しく健康でいられる秘訣をさぐること
- 一歩ふみこんだ検査をして病気を未然に防ぐこと
- 多くの人がアンチエイジング医学の恩恵を受けられること
アンチエイジングは予防の医学であり、だれでも実践できる医学です。
日々の生活の中で、ご自分にあったアンチエイジング方法をみつけてださい。
アンチエイジング医学が誕生して18年くらいでしょうか…
まだまだ道半ばのアンチエイジング医学です。
研究がすすみ、人のいのちを救うすばらしい方法が、多くの人に届けられることを願います。
医学も専門分野に固執することなくさまざまなネットワークから、グローバルな視野に立って考える時代になったと感じます。
多くの人が健康に関心を持って、病気にならずに健康で暮らしていける世界であってほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回もお会いしましょう。