アンチエイジングドックから何がわかるのか

アンチエイジングドックから何がわかるのか
もめん
もめん

ようこそ、もめんです。

アンチエイジングドックは、現在の加齢度を診断し、元気に長生きするための対策を考える検査です。

実際に、一般的なアンチエイジングドックではどんな検査が行われているのでしょうか?

また、アンチエイジングドックの検査結果から、何がわかるのでしょうか?

私の検査結果をもとに、アンチエイジングドックで、どんなことがわかったのかをお話します。

アンチエイジングドックでは何を検査するのか

検査内容は、各医療機関で違いますが、大まかに次のような項目を検査します。

  • 身体計測、体組成測定、片足時間測定
  • 一般採血、検尿
  • ホルモンレベルを測定
  • 動脈硬化度を測定
  • 酸化度を測定
  • 骨レベルを測定

元気で長生きするための提案を行うのがアンチエイジングドックですから、一般では検査しないような少しだけふみこんだ検査がもりこまれています。

これらの計測や採血・検尿から、老化度や身体能力を判定します。

アンチエイジングドックの結果

私の検査結果の一部を公表します。

49歳のときに受けたアンチエイジングドックの結果です。

ホルモンレベルや酸化度の結果を表にまとめましたのでご覧ください。

低値で問題がある項目を青色、高値で問題がある項目を赤色で表示しました。

検査項目基準値49歳時結果
DHEA80-1880ng/ml 398 
IGF-137-266ng/ml 120 
インスリン
1.84-12.2μIU/ml3
コルチゾール4.0-18.3 μg/dl 12.5
TSH0.5-5.0 μIU/ml 22.8 
エストラジオール男性:15-35
女性:15-170pg/ml
10以下
プロゲステロン男性:0.7以下
女性:0.2-31.6ng/ml
0.2以下
テストステロン0.11-0.47 ng/ml 0.05
ホモシスティン3.7-13.5nmol/ml20.8
オステオカルシン2.5-13ng/ml7.6
尿中NTX男性:13-66.2
女性:9.3-89pg/ml
44.9
尿中8-OHdG平均8.3ng/mg crea10.7

聞きなれない検査項目ばかりなので、簡単に説明しますね。

少々、専門的なお話になりますがおつきあいください。

■DHEA

DHEAは、副腎でコレステロールを原料としてつくられるホルモン。

ホルモンの源となるホルモンで、DHEAからは男性ホルモン(テストステロン)や女性ホルモン(エストロゲン、プロゲステロン)など50種類以上のホルモンがつくられています。

DHEAは、30歳を過ぎると急激に少なくなります。

■IGF-1

成長ホルモンです。

成長ホルモンは、筋肉をつくったり、張りのある健康な皮膚をつくったり、骨を丈夫にするなど大切なホルモン。

こちらも30歳を境にぐっと減少します。

■コルチゾール

ストレスホルモン。

ストレスにさらされるとストレスに対抗するために分泌されるホルモンです。

多いとストレスがたくさんかかっているということになります。

■TSH

甲状腺刺激ホルモン。

甲状腺が元気がなくなると、甲状腺ホルモンを出しなさいと命令する甲状腺刺激ホルモンの値が高くなります。

なのでTSHの値が高いということは、甲状腺機能が低下しているということになります。

■エストラジオール、プロゲステロン

両方とも女性ホルモンです。

■テストステロン

男性ホルモンです。

■ホモシスティン

動脈硬化がすすんでいるとホモシスティンの値が高くなります。

■オステオカルシン、尿中NTX

血中オステオカルシンは骨をつくる細胞で、尿中NTXは骨をこわす細胞です。

骨の健康度を判定します。

■尿中8-OHdG

尿中8-OHdGから体のさび度を判定。

DNAの成分が酸化されると、尿中に8-OHdGという物質になって出てきます。

そのため、尿中に8-OHdGがたくさん出てくるということはDNAの酸化が進んでいるということになります。

さあ私の結果はいかに…

結果からわかったこと

かなりショッキングな結果です。

自分ではもう少しよい結果がでると思っていましたけど、みごとにはずれました。

問題点を書き出してみると

  • DHEA(ホルモンの源になるホルモン)は、すごく低値
  • IGF-1(成長ホルモン)もやや低値
  • TSH(甲状腺刺激ホルモン)は高値で、甲状腺機能低下症である
  • 女性ホルモンは、測れないくらいに低い
  • 男性ホルモンも非常に少ない
  • ホモシスティンの値が高く、動脈硬化がすすんでいる
  • 尿中8-OHdGが平均より高く、細胞の酸化度がみられる

悲しくなってしまうくらいのないないずくし。

ホルモンレベルは、こんなにも少なくなってしまうのですね。

子育てが終わり、閉経をむかえた女性には必要ないとでも言わんばかり…

ホルモンの源になるホルモンであるDHEAが低いこともあって、女性ホルモンや男性ホルモンは測定できないほどに低いのです。

細胞を修復してくれるホルモンIGF-1もやや低めです。

一番の問題点は、甲状腺刺激ホルモン(TSH)が高値で、甲状腺機能低下症であったこと。

体のだるさの原因がわかりました。

動脈硬化促進因子であるホモシスティンが高値でしたから、動脈硬化ががすすんでいると考えられます。

細胞の酸化度をみる尿中8-OHdGも平均より高いので、細胞の酸化もみられます。

まあ…たくさんの問題点がでてしまいました。

それでは、導き出された問題点にどう対処したらよいのか、改善策をお話します。

問題点の改善策

  1. 甲状腺機能低下症には、チラージン錠剤を内服する
  2. ホルモン低下を改善するために、ウォーキングや運動をおこなう
  3. 動脈硬化がすすまないように、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12をとる
  4. 酸化しないように抗酸化物質をたくさんとる

一番の問題点は、甲状腺機能低下症です。

これは、薬の内服で改善できます。

ホルモンレベルを上げるには、運動です。

DHEAの値があがると、女性ホルモンと男性ホルモンも上がることがわかっています。

動脈硬化促進因子であるホモシスティンは、ビタミンB群を積極的に食べることで下げることができます。

酸化しないように抗酸化物質であるビタミンC、ビタミンE、ポリフェノールなどを積極的に食べるようにアドバイスがありました。

やっぱりね。運動をすることですね。

そしてビタミンB群とビタミンCなどの抗酸化物質。

超大切なことです。

アンチエイジングドックで何がわかるのか:まとめ

人間は、年齢とともに体に変化が起きることがお分かりいただけたでしょうか。

ホルモンの減少と細胞のサビは、老化の原因といわれています。

年をかさねるとホルモンレベルが低下します。

細胞もサビます。

まさに数値となって現れた私の老化度。

自分の体の状態を知ることは、どこに重点を置いて対策していけばよいかがよくわかります。

アンチエイジングドックを受けたことで、問題点と改善策が明確になりました。

アンチエイジングドックの目的はそこにあるわけです。

ご自分の老化度を測定し、元気に長生きできるように改善策をみつけることは有意義なことですね。

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

アンチエイジングとの出会いを思い出しながら書いた記事はこちらからどうぞ

アンチエイジングドックの担当者に任命されたことでアンチエイジングと出会いました。10年間アンチエイジングドックを運営した経験からアンチエイジング医学について語ります。