おばあさんが考える夫婦道

おばあさんが考える夫婦道

ようこそ“もめん”です。

おばあさんが伝える生き方術シリーズ、第2弾は、おばあさんが考える夫婦道

離婚を肯定する考え方の割合が増えている状態に、ちょいと物申したくなりました。

いえいえ、そうは言っても離婚を否定するつもりは毛頭ありません。

離婚した方がよい場合もありますし、夫婦のあり方は、夫婦の数だけ存在するので、何が良いのかということは一概には言えないことです。

ただ、個人を大事に尊重するあまり、相手を思いやる気持ちが薄れているのではないかなぁ…と思うわけでして…

本日は、おばあさんが考える夫婦のあり方のお話におつき合いください。

夫婦として大切なこと

結論から言いますと、夫婦の道は、ふたりで創り上げていくもの。

二人です。⇦ここがポイント!

意外と理解してない人が多いですね。

ふたりの人生がかさなるのですから、倍の人生をふたりで歩むことになります。

ふたりで創り上げていく夫婦の道に、なくてはならない大切なことをあげてみましょう。

  • 二人三脚
  • 親しき仲にも礼儀あり
  • 気をつかわないで、気づかう
  • 笑いあえること
  • 宝物

おばあさんが考える夫婦として大切にしたいことは、二人三脚・親しき仲にも礼儀あり・気をつかわないで気づかう・笑いあえること・宝物です。

それでは、一つずつお話をすすめます。

二人三脚

私たち夫婦は、いつも二人で一人前と思っています。

お互いの弱い部分や足りないところを補い合ってすすんできました。

助け合いの精神です。

歩みは、二人三脚という言葉がピッタリ。

二人三脚は、歩幅をそろえて、息があっていなければ前に進めません。

夫婦も同じだと思うのですよね。

どちらかがう~んと前に行こうとしたら、バランスが取れなくて転んでしまいます。

同じ方向を向いて、同じ目標に向かって、声がけしながら前に進むでしょ。

前に進むには、話し合いが大切。

話さなくても気持ちが通じ合うなんてことはありません。

うちの奥さんはわかってくれているなんて大間違い。

話さなかったら、言わなかったら理解できないです。

なんでも言葉に出して、お互いの気持ちを確かめながら前に進むのです。

お互いの夢がかなうように、助け合うの。

決して同じ夢でなくていいの。

みんなやりたい事や夢は違うでしょ。

それぞれの夢がかなうように、それぞれが支えあうのです。

長い人生では、障害物もたくさん現れます。

結婚は、夫婦二人だけではなく、お互いの家族(親・兄弟姉妹)、親族がついてくるから厄介。

本人同士がよくても、家や家族の問題が大きく影響してヒビが入ってしまうこともあります。

よっぽど二人の気持ちがしっかり結ばれていなければ、何かをきっかけにもろくも崩れかねないことが起きるものです。

何が起きても跳ね返す絆が、夫婦には必要です。

気持ちが離れないように、心と心をしっかり結んでください。

二人三脚で、肩を寄せ合い、脚を結ぶように。

親しき仲にも礼儀あり

夫婦間でも、自分が言われて嫌なことは言わない、自分がされて嫌なことはやらないことです。

浮気や不倫はもってのほか。

されて喜ぶ人なんていませんよ。

自分がされたらどれだけ悲しいかと考えたらできないはずですけどね。

芸の肥やしだとか、男はみんな…なんて思っている人は、自分勝手なひとだと思います。

口は禍の元。

いくら夫婦でも、発言には気をつけて。

夫婦なんだから、何でも許してもらえると思うのは大まちがい。

「親しき仲にも礼儀あり」です。

そして、あいさつ!

「ありがとう」「おはよう」「いただきます」「ただいま」「おかえりなさい」「おやすみなさい」

言うのは当たり前ですよね。

特に「ありがとう」を忘れてはいけません。

してもらえるのが当たり前になってしまったらだめです。

こんな自分と結婚してくれたことに感謝ですよ。

やさしい言葉には、やさしい言葉がかえってきます。

命令口調はいけません。

夫婦は対等な存在です。

気をつかわないで、気づかう

家庭では気をつかわないで、ゆっくりすごせる時間をつくるのも夫婦間の大切なことです。

家は、身体やこころを休める場所。

一日の疲れをとって、明日のエネルギーをチャージする場所です。

70歳を過ぎてもがんばって働いている男性がいらして、仕事が好きな方なんだなぁと思っていたら、家で奥さんといると休まらないから職場にいた方がいいんですって…

最初は冗談なのかと思っていましたけど、会社が休みの土・日曜日が憂うつというのです。

私は返答に困ってしまい、苦笑い。

家に男性の居場所がないのでしょうね。

その反対もあります。

定年退職後、夫が家にいると休まらないという奥様。

なかには、病気になっちゃう人もいます。

「夫源病」!

字のごとく、夫が原因で体調が悪くなってしまう病です。

何ともお気の毒な話です。

ご自分の家にいて、こころと身体が休まらないなんて…

好きで結婚したのに、いつの間にこんな気持ちになってしまうのでしょうか。

ずっと二人三脚で歩んでこれたなら、一緒にすごす時間がいとおしい時間になると思うのですが…

夫婦間で気をつかいすぎるのは疲れてしまいます。

そっと気づきあえる関係がよいですね。

元気でいられるように、そしてよいお仕事ができるように、身体をそっといたわって気づかってあげることです。

笑いあえること

笑いあえること

夫婦で笑いあえることは最高です。

おなかを抱えて、涙がでるほど笑ってください。

いくつになってもユーモアを忘れないことです。

宝物

この人とならずっと一緒にいたいと思って結婚したのですよね。

なりゆきで結婚しちゃった人もいるかもですが、結婚を決意した時点で、これから先、二人で歩んでいこうと心に決めたはずです。

そぉ、ふたりでなんです。

もちろん親や子といる時間はかけがえのない時間ですが、大切にしてほしいのは夫として、妻として過ごす時間だと私は考えています。

だって、親や子と過ごす時間よりも、はるかに長い時間を一緒に生活するからです。

そうなると、どちらもお互いに尊敬できる人間でなくてはいけません。

地位や名誉を持つということではなく、人間として尊敬できるという意味です。

お互いを理解しようとする努力も必要ね。

いいところをみつけ合う努力ね。

完璧な人なんていないです。

欠点は誰にでもあるでしょ。

許して補い合えばよいのです。

目の前にいる人は、自分が見つけた宝物。

この世に一つしか存在しない宝物です。

おばあさんが考える夫婦道:まとめ

夫婦の道は、ふたりで創り上げていくもの。

ふたりで創り上げていく夫婦の道に、なくてはならない大切なことをお伝えしました。

  • 二人三脚
  • 親しき仲にも礼儀あり
  • 気をつかわないで、気づかう
  • 笑いあえること
  • 宝物

人生は、山あり谷あり、晴れの日も雨の日も風の日もあります。

一人で人生の荒波を越えていくよりも、二人の力を合わせれば心強いものです。

しかし、危ういのが夫婦関係。

他人同士が一緒に暮らすのですから、無理もないことです。

将来、いつ何が起きるかもわかりませんからね。

どうぞ夫婦のあり方を参考になさってみてください。

そして、相手を思いやる気持ちを忘れないでください。

本日も、おばあさんの独り言におつき合いくださいましてありがとうございました。

「【必読】おばあさんが伝える生き方術」も読んでみていただければ幸いです。

おばあさんの生き方術。逃げるが勝ち、くよくよしないで、一所懸命に生きる、感動する心を持つ他、人生において大切だと思うことを伝えます。