秋といえば「読書の秋」。
読書の秋にちなんで、読書に関するお話をさせていただきます。
読書といえば図書館を想いうかべますが、図書館は利用されていますか?
私は、何年か前のこと、利用していた図書館でがっかりする思いをしてから図書館を利用していません。
利用したい気持ちはあるのですが、その時のことを思い出すと残念ながら行く気になれないのです。
それがそれが……世の中の変化に伴って、図書館も変わりつつあるようです。
その一つが電子図書館。
家にいながら24時間365日いつでも利用できます。
これだったら私にも利用できそうです。
今日は、いま導入されつつある電子図書館のお話です。
図書館での残念な思い出
図書館で何があったのか……気になりますか?
少しお話させてください。
私たち夫婦は二人とも退職して、ゆったりとした時間をもてるようになり、どちらからともなく図書館に行こうよという話になりました。
図書館は、市が運営していて、車で15分くらいのところにあります。
本は、最長2週間借りられますので、2週間に一度のペースで図書館に行くようになりました。
シーンとした館内。何列にも並ぶ本棚におさまった数え切れないほどの本。
その中から読みたい本を選ぶ穏やかなひと時。
図書館に行くことが楽しくなってきた矢先でした。
私たちが借りた本の中に、ページの角を何カ所か折り曲げた本が一冊ありました。
でも借りてきた時から折られていたので、そのまま返却したのです。
そのとき返却カウンターの係員に指摘されました。
いやいや、私たちが折ったのではなく、最初から折られてましたよ。というと
貸し出しのときに調べているからそんなわけない……と
何を言っても、まったく信じてもらえません。
会話はどこまでいっても平行線。
ほんとに調べてるのかぁ…!!?
係員の態度に、こちらも腹が立ってくる始末。
どなたかのマナー違反のために、私たちがいや~な思いをしてしまったのです。
こんなところ金輪際来るものかと思ったものです。(ちょっと短気ですかね…)
嫌な思いして借りることないや。
読みたい本があったら自分で買えばいい。
図書館へ行く楽しみは吹っ飛び、それ以来、私たちは図書館へ行くことは一度もありません。
嫌な思いから学んだこと
この一件から学んだことがあります。
公共のものを利用するのですから、どんなものを手にするかは予測がつきません。
嫌な思いをしないためには、自分たちで防御するのも必要なことだと気がつきました。
図書館で本を借りる場合は、借りるときに本をパラパラとめくってみて、汚れや破損がないことを確認してから借りること。
汚れや破損をみつけたら、借りる前に係員に申し出ること。
家にもちかえった後に、汚れや破損をみつけたら、返却する前にかならず係員に申し出ること。
この3つは大事です。
大事なことに気がつきましたが、後の祭りでした…
返却する前に、こちらから一言申し添えていれば嫌な思いは避けられたかもしれません。
この一件で、図書館へは行かなくなりましたけど、読書の楽しみを忘れたわけではありません。
今ではインターネットで本も購入できるし、電子書籍なるものもあるのですから全く不便はないです。
最近では、電子書籍を利用することが増えています。
書籍の感触などを味わいたい方にとっては無機質かもしれませんが、内容重視であれば電子書籍はとても便利です。
場所をとることもなく、端末の中だけで購入・読む・収納のすべてが完結して、わずらわしさがないのがよいのです。
電子書籍はわずらわしさがなく、家にいながら利用できるので便利です。
電子書籍のように図書館に行かなくても本が借りられればいいのになとずっと思っていました。
そんな私の想いが現実化されています。
世の中が変わってきていました。
電子図書館が普及し始めているのです。
電子図書館
電子図書館とは、インターネットを通して、電子書籍を無料で借りられる図書館が運営するサービスのこと。
- 図書館に貸し出し登録をし、IDやパスワードをきめる。
- 図書館のホームページから、IDやパスワードをつかって電子書籍のサイトに移動し、希望の電子書籍をご自身のパソコンやタブレットにダウンロードする。
- 返却するときは、返却ボタンを押す。押し忘れていても返却日になると自動的に返却される。
図書館によっては、運営方法が違うかもしれませんが、だいたいこのような流れになっています。
便利だと思いませんか?
電子図書館のメリットと課題
電子図書館を利用するメリットを考えてみました。
- 図書館に行く手間が省ける
- 24時間365日サービスが受けられる
- 自動的に返却される
- 省スペース
高齢になると図書館に行くこと自体おっくうになるものです。
自宅にいながら利用できるのは本当にありがたいですね。
しかも時間制限がないのでいつでもアクセスできます。
返却期限が来たら図書館に出向かなくても自動的に返却される仕組みになっていることも良いと思います。
わずらわしさがなくてGood!
そして電子書籍は自分の端末に収まってしまうので、場所を取らず、持ち歩くのも便利です。
ただ、電子図書館ですが導入している図書館が限られています。
残念なことに、全国の図書館に導入されるにはまだまだ時間がかかるようです。
そして、貸出ができる電子書籍の数が少ないこともこれからの課題になることでしょう。
電子図書館を利用したい
私の住む地域でもやっと県立の図書館で10月から導入されるようです。
ただ、家の近くの市立図書館で導入されるようなお話はまだないようです。
しかも、県立図書館でも利用できる電子書籍の数は500冊と少ないです。
少ないのはちょっとがっかりですが、これから増えていくことを期待して、まずは登録して利用してみようと思っています。
まとめ:読書の秋、便利な電子図書館に期待します
がっかりする一件があって、図書館を利用することがなくなっていましたが、電子図書館の普及に伴いまた図書館を利用してみようと思えるようになりました。
電子図書館が普及すれば、選択肢も広がって読書の機会も増えるでしょう。
電子図書館のこれからに期待します。
本日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
次回もお楽しみに♪