
今年もこの季節がやってきました。
2021年看護師国家試験まで、あと一ヶ月。
受験生のみなさんは、不安だらけの日々を過ごしていらっしゃると思います。
今年の国家試験はとくに大変な状況での試験になりますね。
だからこそ準備を万全にして臨んでほしいと思います。
なつかしいですが、私にも看護師国家試験を受けたときがありました。
今は、昔とは比べ物にならないほど、看護師さんのおかれている環境は大変な状況にありますね。
でも、看護師になろうと決めた志を失わないでほしいです。
看護師国家試験を受けられるみなさんに、もめんからのエールをお届けします。
看護師になるために通らなくてはならない道
看護師さんなら誰もが通る道。
看護師国家試験。
どうして大事な試験はこう寒い季節に行われるのでしょうか。
私のときにも雪が降りました。
試験会場の庭は真っ白。
女子トイレは長蛇の列。(笑)
試験内容などはとうに忘れているのに、くだらないことは覚えているものです。
寒さからか、みんな体を小刻みに揺らして、トイレの順番を待っていました。(笑)
昔々のことなのに、寒かったことは鮮明に覚えています。
国家試験会場は、国が指定した主要都市の会場にかぎられます。
私が住む県には試験会場がないので、前日に試験会場のある都市に行き、ホテルで一泊して、次の朝、試験会場へ向かいました。
看護学校で用意してくれたバスに乗り込み、いざ出陣。
バスで移動している間も問題を出し合い、クラス全員が励まし合って試験にのぞみました。
同じ目標に向かって一致団結です。
高校受験や大学受験と違って、看護師になろうという目的が一緒だったからでしょうか。
年齢差こそあれ同級生。
看護学校での日々や病院実習でも、そして国家試験のときも支え合っていたように思います。
個性豊かな同級生。
あの時、一緒にがんばった同級生の顔がうかんできます。
清々しいほどに、誰もが一所懸命だったなぁって思えます。
当時の私たち看護学生は、看護師になろうと希望に燃えていました。
あれから何年もすぎ、看護師の置かれている環境も様変わりしています。
最も大きな変化は、感染拡大が医療の現場にも大きな影を落としているということでしょう。
困難に負けないで看護の道をめざしてください
21世紀になって、世界中がウイルスの脅威にさらされることになるなんて…
誰も考えていなかったですよね。
日本でも感染が収まりません。
感染が広がるなか、医療の現場では懸命に治療が施されています。
いのちを救おうと懸命に働く医療従事者の方々、特に看護師さんたちへの負担は日に日に大きくなっていますね。
ウイルスに罹患した患者さんに接している看護師さんは、ウイルスの恐ろしさを目のあたりにし、無力感をひしひしと感じているのではないでしょうか。
無理もありません、過酷な現場で働く看護師は疲れ果て、離職する人が多いと聞きます。
いのちを守る仕事なのに、自分がだめになってしまったら本末転倒ですから。
自分自身のいのちや自分の家族を守ることは、人として正しいことなので、離職する人を責めることはできません。
残念なことですが、看護師は、やりがいだけではできない仕事になってしまったのですね。
憧れややりがいだけでは、看護の仕事はできないことを、もめん自身も身をもって経験しています。
もともと、看護師さんには大きな負担がのしかかっています。
看護師の仕事は、仕事量は増え、人間関係も複雑化して職場でのストレスも大きくなって、体にもこころにもかなりの重労働です。
看護師さんはいつでも人手不足にあえいでいます。
そのうえ感染拡大で、看護師さんには重くストレスが降り注いでいるのではないでしょうか。
もめん自身も、素晴らしい職業だから看護師になったらいいよと、簡単にはいえなくなってしまいました。
もめんも看護師として、看護師さんの苦悩が良~くわかるので、最近ではカテゴリー看護師のブログ記事をしばらく書けないでいました。
ところが、先行き不安ななかでも、看護師になろうとしている人たちがいるということに、もめんの方が勇気づけられました。
看護師さんて素晴らしいなぁと思うのです。
どうぞ気持ちを強く持って、荒波を乗り越えてほしいと思います。
大変なことが多いですが、看護師という職業は、なくてはならない職業であることに変わりなく、神聖な職業です。
困難に負けることなく、看護師という仕事に誇りをもっていただきたいですね。
看護の道をこころざす方に、素晴らしい未来が訪れますよう願います。
どうぞ、看護師への関門である看護師国家試験に合格されることを心から願っています。
最後に
万全の体調で試験に挑まれますように、陰ながら応援させていただきます。
看護師国家試験に合格して、これからが本当の看護の道のはじまりです。
素晴らしい春が訪れますように。
そして、たくさんの桜が咲きますように。
看護師になった暁には、志と希望を胸に、ご自身が想い描く看護をしていただきたいと願います。
今日のブログは、思いを綴るだけになってしまいましたが、最後までおつき合いいただきましてありがとうございました。