ようこそ、もめんです。
突然ですが、私は、決して人付き合いも良いわけではないし、世渡り上手でもありません。
職場でいじめられた経験もありますし、誤解されたり、自分の気持ちを解ってもらえなくて、空虚な思いをしたことは数えきれないほどあります。
しかし、今になってみると、思い出したくない悲しみは、乗り越えなくてはいけない壁(課題)だったように思います。
人間としてどう生きるべきか自分なりの答えをみつけるきっかけ…修行の場だったと考えています。
66年生きてきたおばあさんがみつけた、生き方術。
これまでの人生において、何を大切に生きてきたのかをお話しようと思います。
人生に悩んでいる方がいらしたら参考にしていただけたら幸いです。
決して、考え方を押しつけるつもりはありませんよ。
あなたの人生は、あなたのものですから。
人生で大切なこと
人生を有意義に生きていくために、私が特に大切だと思うことを5つあげてみました。
- 逃げるが勝ち
- くよくよしないで、一所懸命に生きる
- 感動する心を持つ
- 学び続ける
- 感謝する心
一つずつ説明していきますね。
逃げるが勝ち
人生には、引くことも大事だと思う場面があります。
「逃げるが勝ち」
これは、無駄な戦いや愚かな争いは避けて逃げるのが得策であるという言葉ですね。
逃げるという言葉は、あまりよい印象ではないですが、自分がだめになってしまいそうな争いや、意味の見いだせない争いは避けるのが賢明です。
負けたから逃げるのではなく、勝つために逃げるというイメージ。
自分が存在すべき場所でなければ、そこから離れることも必要だと思っています。
いじめの問題は後を絶たない問題ですね。
人間関係で苦しむ人があまりにも多いです。
私もいじめられた経験があります。
おっとりしているから気に入らなかったのか、正義感がつよいから鼻持ちならなかったのか、考え方が嫌いだったのか、いじめの理由はわかりません。
私はいじめを感じたとき、戦うことはしませんでした。
ドラマの中のお話、「やられたらやり返す。倍返し!」は半沢直樹さんのポリシーですね。
あんな風にエネルギーを注ぎこむべきは、時と場合によります。
私のおかれた場所は、エネルギーを使って戦う価値がある場所ではないと判断。
いじめの世界だけでなく、自分本位の人とは距離を置くようにしています。
人を変えることは、とてつもないエネルギーがいるからです。
人の痛みがわからない人と戦うこと自体が無駄なことだし、毎日、嫌な思いをして同じ場所に存在することが耐えられなかったのです。
だったら、無理して我慢することないじゃん…
私は、他の世界へ自分から進んでいくことを選びました。
これは命を捨てるということでは決してありません。
命を捨ててしまったら終わりです。
世界は広いのです。
いじめのある世界に固執しているのはもったいないです。
決して、負けたのではなく、新しい世界に羽ばたくために引くのです。
自分を必要としているところは、違う場所だったと気づかせてくれたと思えば相手を許すこともできますね。
自分を必要としているところは絶対にあると、自分自身を強く信じることにしています。
くよくよしないで、一所懸命に生きる
くよくよせず、いつも前向きでいることです。
ピンチのときも、どうにかなるさ~と思うようにしています。
どうにかなるさ~と明るく笑って、自分を強く信じていればピンチも好転。
そして、くよくよせず、一所懸命に生きることです。
今日を、そして今を、この時を、一所懸命に生きていれば問題も打開できます。
私は、この「一所懸命」という言葉が好きです。
「一生」ではなくて、「一所」ですね。
人生は、一所懸命の積み重ねだと思っています。
後から後悔しないように、何ごとも一所懸命が私のモットーです。
人生いいことばっかりなんてあるわけない。
良いことも悪いことも、うれしいことも悲しいことも、笑えることも辛いこともすべてひっくるめて人生なのです。
自分の身に起きたことは、すべて何かを教えてくれていると思えば良いのではないでしょうか。
感動する心を持つ
感動の入り口は、形容詞の世界ですよね。
たのしい~きれい~おいしい~すてき~おもしろい~うれしい~スゴ~イなんてね…
その一歩先、ジーンとくる。ガーンとなる。心を震わせる。心を打たれる。強く印象に残る。ワクワクする。が感動です。
心の奥底を揺さぶる感覚ですよね。
感動したことから、自分がやりたいことが見えてくることがあります。
その反対に、いつか感動するために、いまこれをコツコツ積み上げているということもあるでしょう。
月並みな表現ですが、感動は人生を豊かにしてくれるものなのです。
ワクワクする感動は、自分自身を成長させる原動力にもなります。
心に響くことをたくさん集めることで、考え方も豊かになるのでしょう。
いくつになっても感動する心を忘れないようにしたいと思っています。
学び続ける
もう一つ、何歳になっても継続したいことがあります。
それは、いくつになっても学ぶことを続けること。
世の中に出ると、自分は何にもできないちっぽけな人間であると思い知らされることがあります。
非力で弱い自分。
私はいつも落胆の連続で、へこむこと、へこむこと。
そんな自分を成長させるものは何かなぁと考えたとき、無知で、知識がないことが原因なのだと気づいたのです。
だから学ぶのです。
世の中を見渡すと知らないことがいっぱい。
学んでいくとさらに、知らないことが次から次から出てきます。
そしたら、学んで考えるの繰り返し。
学ぶことをやめてしまったらつまらないです。
学ぶことも人生を豊かにしてくれるものですね。
学ぶのは書物だけとは限りません。
旅行だったり、ひととの出会いだったり、経験の中で学べることもあります。
学校に通わずとも学ぶことはできます。
ネットを利用して学ぶことも可能ですし、ネットの世界では学ぶことだらけです。
学ぶのは学生時代だけと思っていては、もったいないですね。
私はこれからも好奇心を失わず、学び続けていこうと思っています。
感謝する心
私が大切にしていることの5つ目は、感謝することです。
誰もが言っている、そして誰もが知っている大切なことですね。
私は若かりしころ、生活することに精一杯で、感謝する余裕すらありませんでした。
感謝の気持は、誕生日やお正月とかお盆とか特別な時だけのもの。
生きて生活できるのは、全て自分の力だという傲慢な気持ちがあったのだと、今になって反省しています。
私は、宗教家でも思想家でもなにものでもありません。
そんな私も歳を重ねるごとに、感謝の気持が芽生えるようになりました。
年を重ね、経験をおうごとに、自分の力だけでは今の自分は存在しないことに気がつくのです。
そして、自然に感謝の気持が芽生えるのですね。
先ずは、これまで生きてこれたことへの感謝。
穏やかに過ごせたことへの感謝、家族への感謝、ありとあらゆるものに感謝せずにはいられないのです。
私たちは、自分の力以外に、自分をとりまく大きな力に支えられて生きているのです。
そして、小さな幸せを感じ、感謝することもわすれません。
季節を肌で感じる幸せ。
笑いあえる幸せ。
美味しいものを味わえた幸せ。
すてきな人や本に出会えた幸せ。などなど。
何気ない日常の、何気ないことこそが幸せであり、感謝すべきことなのです。
一日の終わりには、感謝の言葉をつぶやいてから眠りにつくようにしています。
ご結婚されているのであれば、ご主人(奥様)におやすみなさいを言う前に、今日もありがとうございました。と言ってみてください。
きっと感謝の言葉が返ってきますよ。
すべてに感謝しましょう。
おばあさんが伝える生き方術:最後に
今日は、「おばあさんが伝える生き方術」と題して、私が人生において大切に思っていることをお話ししました。
- 逃げるが勝ち
- くよくよしないで、一所懸命に生きる
- 感動する心を持つ
- 学び続ける
- 感謝する心
最近、自ら命を絶つことを選んでしまう人が多いことを憂慮しています。
何かほかに手立てがなかったのでしょうか。
悲しいニュースを見るたびに、生き急ぐことはないのにと思うのです。
ながい人生は、平平凡凡ではなく、辛いことも許せないことも起きます。
多くの人が、他人には言えないようなこころの痛みを抱えているものです。
世界的に経済が落ち込み、不安な日々を過ごしている方も多いと思います。
厳しい現実に、何もかも投げ出したくなる気持ちもわかります。
だけど、生きて行くためにはいくつもの大きな壁を乗り越えていかなくてはいけません。
どうぞ、悲観的にならずに前を向いてほしいと願っています。
今日お話した生き方術が、お役に立てることがあれば幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
おばあさんが伝えるシリーズ第2弾「おばあさんが考える夫婦道」では、夫婦のあり方について、おばあさんの考えを描いています。
読んでみてください。