どくだみ茶のつくり方

どくだみ茶のつくり方

こんにちは。

知り合いから「どくだみ茶」が体に良いと聞きました。

都心に住まわれていらっしゃるので、郊外から綺麗な「どくだみ」をおくってもらいお茶にして飲まれているそうです。

どんなお味なのでしょうか。

とても興味がわきました。

身近なところに体に良いものがあるのですね。

調べてみると葉にも花にも驚くべき効能があるんです。

わが家の裏庭にも「どくだみ」が自生しているので、さっそく「どくだみ茶」を作ってみました。

「どくだみの効能」と「どくだみ茶」のつくり方のお話です。

どくだみの効能

どくだみは十薬(ジュウヤク)ともいわれ、昔から病に効果があると伝えられています。

センブリ、ゲンノショウコとならび日本三大民間薬のひとつで、利尿薬や消炎薬として利用されてきました。

昔は、生の葉を少し火にあぶり腫物や化膿したところ、切り傷にはりつけたりしたそうです。

葉はスペード型で、花は5~7月ころに咲きます。

どくだみに触れたり葉をもむと独特の香りがします。

手で触るとしばらくにおいが消えないので苦手な方が多いのではないでしょうか。

独特の香りは乾燥すると消えます。

この独特のにおいはデカノイルアセトアルデヒドという精油成分で、強い抗菌作用があるのです。

その他に葉や茎には、フラボノイドの一種でピーマンの苦み成分と一緒のクエルシトリン。

花にはイソクエルシトリンなどの成分が含まれており、利尿作用や便秘改善効果、炎症を抑える効果、血管を丈夫にする働きがあるそうです。

効果があるか「どくだみ茶」を作ってさっそく試してみましょう。

どくだみ茶のつくり方

用意するものをまとめてみましょう。

  • どくだみ
  • ハサミ
  • 輪ゴム
  • 荷づくりひも
  • 手ぶくろ
  • 新聞紙

どくだみのにおいが気になる方は、使いすて手ぶくろや新聞紙を用意しましょう。

まずは、どくだみを乾燥させて茶葉をつくります。

では茶葉のつくり方を順をおって説明します。

茶葉のつくり方

1⃣どくだみを収穫します。根元を5~7cmくらい残して茎をはさみで切りましょう。

2⃣収穫したどくだみは、泥や汚れを落とすように水洗いします。

4⃣きれいになったどくだみは、8~10本くらいに束ねて輪ゴムで止めます。つり下げられるように荷づくりひもで縛りましょう。

5⃣軒下で7~10日くらい乾燥させます。

どくだみを束ねて乾燥させます

6⃣カラカラに乾燥したら、茎も花も葉もそのままで適当な長さにハサミでザクザクと切っていきます。

茶葉は湿り気を帯びやすいので、たくさんできたときはタッパもしくはジプロックに入れて保存してください。

海苔などに入っている乾燥剤をいれておくと完璧です。

できあがった茶葉を煮だしてどくだみ茶をつくります。

次に煮だし方を説明します。

煮だし方

1⃣水1~2Lを鍋に入れ、どくだみの茶葉を5gくらい入れます。

5gは、18cmのボールの半分~6分目くらい、もしくは茶葉2つかみくらいに相当します。

茶葉5gをいれます

2⃣中火にかけ、グラグラっとしてきたら弱火にして15分くらい煮てください。

3⃣きれいな色が煮出せていたら火を止め、茶葉をこして取り除きます。

わが家では、冷めたら冷水ボトルに入れて冷蔵庫に入れています。

どくだみ茶の感想

くせもなく想っていた以上に飲みやすいお茶です。

まさに日本のハーブティーですね。

色は麦茶より少し薄めです。

茶葉の量によって濃さは加減できますので、飲みやすいお好みの味に調整してください。

どくだみ茶のでき上がり

まとめ:どくだみ茶のつくり方

昔の人の知恵は素晴らしいですね。

身近な植物の効能にはやくから気がつき、自然の生薬として恩恵をいただいているのですから…

この歳まで知らないことが沢山あります。

先人の知恵から学ぶことが沢山ありますね。

以前、ブログで紹介させていただいた「びわの葉茶」と共に、「どくだみ茶」もつくり続けていきたいと思います。

びわの葉茶のつくり方は以下の記事にまとめてあります。

びわの葉でお茶をつくりました。びわの葉を日に干して乾燥させ、乾燥した葉を煮だしてつくります。琥珀色のきれいな色で、くせがなくすっきりとした飲み心地。想像していた以上に美味しいお茶です。

調べてみたらお茶のほかに、どくだみで化粧水もつくれるようです。

来年は、花が咲くころに刈り取って化粧水つくりにも挑戦してみようと考えています。

楽しみが増えました。

今日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。

次回も「momenblog」へお越しくださいますようお待ちしています。