
こんにちは、もめんです。
学会、講演会、勉強会ってホテルが会場になることが多いですね…
しかも懇親会つきが定番です。
講演や講義が終わった後の懇親会は、ほとんどが立食パーティ形式で、軽食でお腹を満たしながらの情報交換の場となっています。
この懇親会中にバックを持ち去られてしまった!という苦い思い出。
安全で犯罪など起き得ないであろうところで、置き引きにあったときのお話をさせていただきます。
置き引き被害に合うなんて考えてもみなかったことです。
自分には縁がないものだとたかをくくっていました。
ところがどっこい油断禁物。
思ってもみない意外なところにも犯罪があることをお伝えしたいのです。
私のドジな経験をきいて、気をつけなくっちゃと思っていただけたなら幸いです。
Contents
学会の懇親会で置き引き被害に合う
さて、どんな目にあってしまったのかを詳しくお話しますね。
思い出しただけで情けなくなりますが…
当日は、東京のホテルで医学の学会が開催され、ひとりで出かけました。
1泊2日の日程。
1日目の講演スケジュールが終わり、大広間では懇親会が開かれます。
知り合いの方に誘われて、私も参加させていただくことにしました。
夕方になり、お腹もすいていたことだし、慣れない土地でひとりで食事するのも寂しいし、あわよくばよいお話も聴けるかもしれないし…なんてね。
軽い気持ちで懇親会にのぞみました。
懇親会の会場は、かなり広い大広間で、両側にビュッフェ形式の料理が並び、会場内はいくつかの丸テーブルが並んでいます。
そして料理が並ばない壁には、ぐるっと椅子が並べられていて、参加者の荷物置き場となっていました。
学会や講演会や勉強会に参加したとき、多くの方が椅子の上に荷物を置いておくのが定番になっています。
ビュッフェ形式の食事なので、両手をつかいたいですよね。だからバックや荷物が邪魔になりますね。
今までもそうしていたように、その日も荷物を椅子の上において食事と会話を楽しみました。
さて懇親会も終わりに近づき、帰ろうとしてバックがないことに気づいたんです。
しかも、貴重品が入ったバックが…
学会運営スタッフの方やホテルの方や知り合いの方が、みなさんで探してくださいましたがバックは見つかりません。
あ~
警察官も登場し置き引きにあってしまったのだということを突き付けられました。
大広間の入り口には、受付が設けられていて関係者だけが入室しているとばかり思っていましたけど、見事に裏切られました。
犯罪者も容易に入室できてしまっていたのですね。
こういう場を狙っている置き引きのプロなんでしょうね。
自分の考えがいかに甘かったかということを思い知らされました。
頭が真っ白
犯罪に気づいた時には、どうしたらよいのか途方に暮れたものです。
頭が真っ白とは、あの時のこと。
現金、クレジットカード、携帯、免許証、保険証、帰りの新幹線チケットなど大切なものを全部持っていかれてしまったのですから…
と同時に、カードなどを悪用されたら…という恐怖がジワリジワリ。
知り合いの携帯をお借りして、家にいる夫に事情を話しました。
夫がすぐに携帯会社とカード会社に連絡して、どちらも使用できないよう使用ストップの手続きをしてくれました。
冷静な夫がいてくれて、ほんとによかったと思いましたね。
一人ではどうしたらよいのかわからなかったです。
こういう時ってプチパニックに陥っているんですね。
記憶喪失みたいになっちゃって…
バックのなかに何が入っていたのか、どこのカードをつかっていたのかさえわからないんですよ。
情けないですね。
こんな私を心配して、知り合いの検査センターの方がずっと付き添ってくださいました。
やさしさがとてもありがたかったです。
この後、事情聴取のため警察署に移動するのですが、夜にもかかわらず一緒に行ってくださいました。
はじめてパトカーに乗り湾岸警察署に

外はもう真っ暗。
心細さが一層増します。
人生はじめてのパトカー。しかも「レインボーブリッジを封鎖せよ」で有名なあの湾岸警察署。
こんなことで訪れることになるなんてね。(笑)
小さな部屋に案内され、調書をつくるための事情聴取がはじまりました。
警察官:バックのブランドはグッチですか?エルメスですか?
もめん:いいえ、ブランド物ではなく、普通のバックです。
警察官:では、お財布のブランドは?
もめん:お財布もブランド物ではなく安物です。
警察官:お財布にはいくら入っていましたか?一万円札が何枚、千円札が何枚、100円玉が何枚というように細かく教えてください。
もめん:(...おもいだせない...)3万円ほどだったかな…
受け答えは、だんだんか細い声になっていきます。
そして、なんで私のバックだったんだろうという思いが膨らみます。
お医者さんも大勢参加していましたし、お金が入っていそうなバックは他にいくらでもあったはず。
悔しいですが、探すすべもないし、探されることもないのだろうなぁとぼんやり想ったものです。
あたたかいお気持ちに感謝
慣れない土地で、まさかのハプニングに困り果てていた私にずっと付き添ってくださったお二人には感謝の気持ちでいっぱいです。
僕もあんまり持ち合わせがないので力になれないけど、よかったら使ってくださいと言ってお金まで貸してくださいました。
みなさんの暖かな心に救われました。
翌日、学会の事務局長さんからもお金を貸していただいて、なんとか家路につくことができたのです。
本当にありがたかったですね。
置き引きは、検挙率が低い
置き引きは、置いてある他人の荷物を盗む犯罪行為で、窃盗のひとつです。
日本での発生件数は年々減少傾向にあるようですが、平成30年度は約2万600件。
多いですよね。多いと思います。
そのうち検挙に至った件数は、約7700件。
全体の3割にも満たない数です。
残念ながら私のバックも出てくることはないでしょう。
案の定、出てきませんでしたね。(笑)
腹立たしいですが、携帯、免許書、保険証、クレジットカードを新しいものにしました。
めんどうなことに申請や手続きには、かなりの時間と労力がかかるんですよね。
まあ、それ以上の悪用には至らなかったので、このくらいで済んでよかったのだと思うほかないですね。
私の不注意で起こったことに間違いないのですから。
置き引きに合わないために自分自身が注意しなくてはいけませんね。
置き引きに合わないための対処法
安全そうに思えるところでも、油断しないで気をつけることです。
それ以来意識が変わりました。
過信しないことです。
不特定多数の人が出入りするホテルは安全ではありません。
ホテルでの犯罪は後を絶たないようですし、犯罪も巧妙化しているようですよ。
ビュッフェ形式の食事の場合、テーブルの上に、ホテルの部屋の鍵や携帯をおいておき、お料理を取りに行くのも危険です。
特に一人のときは気をつけて。
そして、貴重品は肌身離さずですね。
絶対に椅子などに置いておいてはいけません。
今回のことに懲りて、手提げバックからショルダーバックもしくはウエストポーチにかえました。
両手が自由に使えて、ビュッフェ形式の食事も気兼ねなくいただけます。
男性のスーツには大きなポケットがいくつもあるので良いですが、女性服にはポケットが少なく持ち物が多いのでバックが必要になりますね。
荷物をクロークに預ければというご意見もあるでしょう。
ただホテルのクロークでは、貴重品は預かってもらえないことがほとんどなんです。
なので、ショルダーバックが必要です。
大事なものは自分自身で守らないといけませんね。
まとめ:学会懇親会で置き引きにあった経験と置き引き対処法
日本で、しかも学会の懇親会で置き引きに合うなんて、自分の考えがいかに甘かったかを思い知らされました。
日本は安全と思いがちですが、まったくちがいますね。
持ち去られたバックは黒色でしたが、女性的な形のバックでした。
あんがい犯人は女性なのかも知れないと思ったりします。
どうぞ私の経験を教訓に、犯罪に合われませんようにお気をつけください。
本日も最後までおつき合いいただきましてありがとうございました。
次回もmomenblogをお楽しみに~