
ようこそ“もめん”です。
年々寒さが厳しくなる冬
春の訪れがいっそう待ち遠しいものです。
真っ先に春の訪れを教えてくれるのは植物たち
暖かな陽射しを感じ、一気に花壇がにぎやかになります。
色とりどりの花が咲き、春を感じると私の心は躍るのです。
そんな春が来た喜びをきめこみボードで描きました。
作品名は『Spring has come !』
Contents
春を描く
色とりどりに咲くチューリップの花
春と言えば桜ですが、桜に負けず春を感じさせてくれるのがチューリップです。
散歩の途中の公園
小さな花壇に咲くチューリップ
まっすぐシュッと伸びた茎の先に、ぽてっと丸みを帯びた花がついています。
そのフォルムがなんとも愛らしい
いろんな色のチューリップがあって実にカラフルです。
パンジーと相まって華やかな色合いが春を告げています。
モンシロチョウもうれしそう。
生き生きと勢いよく咲くチューリップからは、春が来た喜びと、平和に心穏やかに過ごせることへの感謝を感じます。
この気持ちを作品にしたいと思いました。
出来上がり作品

作り方を変えてみた
今回の作品では、つくり方を変えてみたところが3つあります。
- 色紙サイズで制作
- パーツを一つずつカットしながらきめこむ
- きめこむ順番
色紙サイズで制作
布の色と風合いが出やすいように一つ一つのパーツを大きくし、いままでよりも大きなサイズのボードに描いてみました。
きめこみ作品はボードに布をきめこんでいくので、こまかな図案はきめこみにくく、ある程度の大きさがあり複雑でない図案の方がきれいにできます。
一番の理由は、ダイソーで色紙サイズのピンク色のフレームをみつけたからなんですけど
やさしいピンク色で、春の感じにぴったりだったんです。
このフレームにはチューリップだな…となりました。
パーツを一つずつカットしながらきめこむ
いままでは、先に全部の図案線をカッターでカットして、ボードに切れ込みを入れていました。
しかし今回は、一つずつカッターで切れ込みを入れてきめこんでいく方法に変えました。
パッチワークパターンのような同じ大きさの形が並ぶようなときは、先に全部の図案線をカットしてしまっても問題ないのですが、今回のような複雑な図案の場合は、少しずつ切れ込みを入れていった方が全体が把握できて良いと感じました。
一つのパーツに布をきめこんだら、次のパーツをカットして布をきめこんでいくという具合です。
そうすることで、図案がボードの上に残り、作業がしやすかったように思います。
どの布を使うか選択する時も考えやすかったですし、作りながら図案の微修正もできました。

きめこむ順番
今回の絵画のような図案の場合は、絵画を描くときと同じように、背景からきめこんでいくのが良いのではと考え、私は背景 → 葉 → パンジー → チューリップ → 蝶々の順番で布をきめこんでいきました。

必要なもの
- のりパネ
- 布
- カッター
- 目打ち
- 両面テープ
- フォトフレーム 272mm×242mm
私は、表面にノリがついている発泡スチロールのボード「ニューエコのりパネ5mm」を使用しています。
布ですが、背景と葉の部分には、緑系のむら染めカットクロスを使いました。
フォトフレームは、272mm×242mmの色紙サイズ、薄ピンク色にゴールドの飾りがついています。
作品のつくり方
【1】図案を描く
のりパネの表面にはツルツルの剥離紙が貼られていて、パネルへじかに図案を描くのは難しいので作品大の紙に図案を描きます。
フォトフレームに入れる場合は、周囲5㎜は額の縁で見えなくなるので注意して図案を描いてください。

【2】のりパネをカットする
今回は、カッターを使って272mm×242mmの大きさにカットしました。
【3】のりパネに図案を貼る
のりパネの上に図案をのせ、動かないように両面テープで何カ所か止めます。
【4】布をきめこむ
それでは、布をきめこんでいきますね。
① きめこむ部分の図案の上からカッターで切り込みをいれます。
② 切り込みをいれた部分の、のりパネの剥離紙をはがし、はがした剥離紙を布にのせ、周囲2~3mm大きく布をカットします。
③ のりパネの接着面にカットした布をはりつけ、布の周りをボードの切れ込みのなかに押し込むようにきめこんでいきます。

パーツごとに①~③をくり返します。
【5】出来上がり
すべてのパーツをきめこみ終わったらフレームに入れましょう。

まとめ:きめこみパッチワークボードで春を描く
オリジナルの作品も、今回で7作品となりました。
この作品では、春が来た喜びと、植物の生き生きとした力強さを感じていただけたならうれしいです。
また作品ができあがりましたらご紹介させていただきます。
本日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。
次回もmomenblogをお楽しみに♪