初収穫した檸檬でレモンジャムをつくった‐つくり方と疑問点

初収穫した檸檬でレモンジャムをつくったーつくり方と疑問点

ようこそ“もめん”です。

庭のレモンの木に初めて実がつきました。

きれいなレモン色で、1本の木から16個のレモンが収穫できました。

歓喜の舞でも踊りたくなるほど…

それはそれはうれしいものです。

せっかく無農薬の国産レモンが収穫できたので、レモンの皮もいれてレモンジャムをつくりました。

つくり方をお話しながら、私が感じた疑問点とちょこっとミニ知識もお伝えします。

うれしいレモンの初収穫

4年前、庭にレモンの苗木を植えました。

家でレモンが収穫できたらうれしいですよね。

でも、花は咲くものの実がなることはなく、実がついたかなぁと思っても大きくなれずにぽろっと落ちてしまっていました。

レモンの栽培は難しいのかなぁと思っていたから、こんなにも収穫できたことは記念すべきことです。

白い花が咲き、緑色の小さな実がつき、少しずつ大きくなってレモン色に色づく過程は、毎日の楽しみでした。

5月、白い花が咲きはじめます。

レモンの花

7月、小さな緑色の実がつきました。(2021年7月7日撮影)レモンの赤ちゃんです。

レモンの花とみどり色の小さなレモンの実

9月、緑色の実が大きく膨らんでいます。(2021年9月20日撮影)

レモンの実が大きくなりました

11月、黄色く色づいてきました。(2021年11月23日撮影)きれいなレモン色!レモンらしくなってきましたね。

レモンの実が黄色く色づきました

1年中お店に並ぶレモンですが、防腐剤がついていない国産のレモンがお店にならぶ期間は限られていますね。

国産レモンの旬を調べてみました。

疑問1:国産レモンの旬は

国産レモンの旬は「冬」。

ミカンなどの柑橘類とおなじ冬なんですね。

夏にみかけるレモンは輸入レモンです。

国産のレモンをいただけるのは冬の間だけで、夏に手にすることはできません。

国産レモンは貴重なんですね。

貴重だからこそ果肉も皮も全部つかって、レモンジャムをつくりましょう♪

レモンジャムの材料

用意するもの
  • レモン 3個
  • グラニュー糖 または白砂糖

今回はレモン3個でつくりました。

グラニュー糖は、白砂糖で代用できます。

一般的に、グラニュー糖の分量 =(薄皮をとりのぞいた果肉)+(きざんだレモンの皮)といわれています。

つまり、グラニュー糖の分量は、レモンの果肉と皮を合計した量と同じにすると失敗がないということですね。

ただ私は、あまり砂糖を多くつかうことは好まないので、分量よりも少なくしています。

そこのところは、レモンジャムのつくり方で詳しくお話していますので読んでみてください。

ところで、グラニュー糖でも白砂糖でもよいというものの、ほとんどがグラニュー糖を使用しているレシピばかりです。

ここで、お菓子づくりやジャムをつくる際グラニュー糖を使用するのはなぜなのか?という疑問がわいてきました。

グラニュー糖と上白糖(白砂糖)の違いについてみてみましょう。

疑問2:グラニュー糖をつかう理由

一般的に上白糖は料理に、グラニュー糖はお菓子づくりに使われます。

上白糖がコクのある強い甘みをもつのに対して、グラニュー糖は淡白な甘みで、素材の味を邪魔せずに甘みをつけることができます。

もう一つの特徴は、上白糖は焦げやすい性質があるということです。

そのため焼き色をつけたい料理には向きますが、濃い焼き色をつけたくないものにはグラニュー糖をつかうとよいようです。

ジャムは煮詰めていくので、焦げない方が良いですね。

そして果物の味をひきたたせるためには、グラニュー糖が最適なのですね。

納得しました。

もやもやがすっきりしたところで、本題のレモンジャムのつくり方を説明していきましょう。

レモンジャムのつくり方

① レモンを3個用意します。

レモン3個

➁ レモンの皮は薄くむき、細かく刻んでおきます。果肉は薄皮や種をとりのぞいてください。

そして、分量を計測しておきましょう。今回は果肉が120g、皮は50gでした。

とりのぞいた薄皮と種は捨てないでとっておきます。

後でつかいますよ。

レモンの実をとりだし、皮は細くきざみます

③湯を沸かして、きざんだ皮をいれてゆでこぼします。2回ゆでこぼしてください。

ゆであげたら、ざるにあげて水分を切っておきます。

皮をゆでこぼします

④ とりのぞいた薄皮と種を鍋にいれ、ひたひたの水をいれます。中火にかけ、沸騰したら5~6分くらい煮てペクチンを煮だします。

煮あがったらざるなどでこして、煮汁をとっておきます。

薄皮と種を煮てペクチンを煮だします

➄ 鍋にレモンの果肉、ゆであげた皮、薄皮や種を煮た煮汁、グラニュー糖をいれ中火にかけます。

最初にお話したように、グラニュー糖の分量は、果肉ときざんだ皮の分量を合計した量にするのがよいとされているレシピが多いようです。

今回は、実が120g+皮が50gでグラニュー糖は170gという計算になりますが、私はグラニュー糖100gにしました。

グラニュー糖の量はお好みで調整してください。

材料を入れて煮詰めます

白い泡がでてきたら、火加減に注意して煮詰めていきます。

私は、20分くらい煮ました。

少しゆるいかなぁと思うくらいで火を止めます。

⑥ 瓶を熱湯で煮沸し、ジャムが冷めないうちに瓶に詰めましょう。

ややオレンジ色のさっぱりとしたお味のジャムができあがりました。♪

レモンジャムができあがりました

レモンジャムづくりでは、レモンの薄皮や種を煮てペクチンを煮だしています。

ペクチンが重要なのはなぜなのでしょう。

疑問3:ペクチンとは

レモンやオレンジなどの柑橘類、りんごの搾りかすなどに多く含まれる食物繊維がペクチンです。

そして、ジャムがトロトロにとろみがつくのは、果物に含まれるペクチンによるものです。

「熱」「砂糖」「酸」によって、ペクチンがトロトロに変化するのです。

ペクチンは熱で溶けはじめ、砂糖が入ることでペクチンの水分が吸収されゼリー状になります。

まとめ:初収穫した檸檬でレモンジャムをつくった‐つくり方と疑問点

収穫したレモンを余すところなく利用してレモンジャムができあがりました。

無農薬自家製のレモンで安心。

美味しさも2倍になりました。

グラニュー糖も少なめの100gですが十分に甘いです。

苦みや酸っぱさも気になりません。

冬の楽しみがまた一つ増えました。

国産レモンが手にはいったら、どうぞレモンジャムをつくってみてください。

本日も最後までおつき合いくださいましてありがとうございました。

次回もお楽しみに♪